インフルエンザ予防接種 副作用死昨年度8人(読売新聞 2004年10月24日)
     インフルエンザの予防接種を受けた後、発熱やショック、肝機能障害など副作用とみられる症状が出た人が、
     昨年度は192人おり、うち8人が死亡したことが厚生労働省がまとめた副作用報告で分かった。
    予防接種法で推奨対象としている65歳以上の人についての副作用報告は30人で、うち死亡は1人だった。
     さらに今回は65歳未満も含めた特例調査を行い、162人が副作用の疑われる事例と判明。
     うち7人が死亡していた。
     死亡は全員、50歳以上で、専門家による検討会ではワクチンとの因果関係は明確でないとされたが、
     肝機能障害や呼吸困難、心筋梗塞などの症状があった。
     副作用の出た人を年齢別に見ると10歳未満が35人と最も多く、次いで10歳代が24人だった。
     全体のうち119人は軽症だったが、麻痺や痛みなどの後遺症がある人も5人いた。

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